今年も行ってまいりました。フランス・サンチレールで開催されるCoupe Icare(イカロスカップ)2025。今年で52回目という長い歴史を持つこのイベントは、多くの来場者を数えて盛大に開催されていました。
パラグライダーメーカーやハーネスメーカー、バリオ、パラモーター、ラインや生地のメーカー、カラビナやプーリーなどパラグライダーに関わる様々な関連する人々が集まっています。
今回は、とても天気に恵まれて素晴らしい眺めも堪能できました。ただ、週末はフェーンの影響で仮装フライトが出来なかったりしたようですが・・・。
私からは簡単ながら、エアハートの取り扱い各社の動向を含めてお知らせがてらレポートさせていただきます。


FLYMASTER


FLYMASTERのブースでは、来年リリース予定の新商品「GPS LS2」が展示されていました。GPS付きの軽量薄型モデルとして登場した初代モデルGPS LSはご好評をいただきましたが、新しいモデルはさらに機能を追加したモデルになっていました。


VARIO MとGPS LS2の比較

大きく違う点は、厚さや大きさが変更されたことに加え、とても頑丈(堅牢)な造りになっているそうです。液晶もさらに見やすくなりました。Waypointを登録しGoToナビゲーションもできるそうです(ルート設定などはできない様です)。発売は2026年の早い時期とのことなので、春頃になるのではないでしょうか。


KORTEL DESIGN


Kortelのブースで目を引いたのは新モデルの軽量ハーネスKooka。重さは2Kgで作りもしっかりしていて調整箇所も工夫されています。SサイズとMサイズの展示がありましたが、軽量モデルながらCCCグライダーと組み合わせても大丈夫とのこと。素晴らしいですね。
さて、Kortelでは現在サブマリンタイプのコンペハーネスとKolibriの後継モデルを開発中とのことでした。


Kooka


NIVIUK


NIVIUKブース。NIVIUKは昨年リリースしたHIKOやARTIK7Pが好調で、今回新たに発送されたのが軽量モデルの「KODE2P」、既にリリースされていますがCクラス2ライナーモデル「ARTK-R2」、シングル翼の「SKIN4P」、カイトモデルの「JESTER」。
他にはハーネスの展示がありましたが、どれも既存モデルが中心の展示でした。
今後の動向ですが、2026年にはAクラスの「KOYOT6/KOYOT6P」、Dクラスクロスカントリー、コンペの「PEAK7」がリリースされる予定で、着々と準備が進められている様子。ハーネスも新しいモデルが開発中で来年にはお目にかかれるかもしれません。



PHI


PHIのブースは毎回さっぱりしています。今回は新しいハーネス「KABLIO」が展示されていました。PHIは最近リリースした「MAESTRO3」と「MAESTRO3LIGHT」が最新モデルで好評とのことです。確かに良い感じでした。※インプレッション動画みてくださいね!
気になる動向ですが、Dクラスモデルの開発が進んでいる様です。また、ALLEGROが出て久しいCクラスも開発予定とのことです。ただ、ヨーロッパでは2ライナーの事故が多いとのことで、2ライナーと3ライナーのどちらが良いかを聞かれましたが、私の意見として3ライナーでの開発を希望しておきました。

ZOOM PARAGLIDERS


ZOOMではデザイナーのアレックスが最新モデルの「XB-LT」のプロモーションをしていました。XB-LTはBクラスの軽量モデルで耳付きで軽量モデルのみということです。これでAクラスのXA、XA-LT、BクラスのXB-LT、CクラスのX2C、X2C-LTのラインナップが揃い、あとはDクラスのX2Dの登場が待たれるところです。
今後の動向としては、タンデム機の開発とHi-Bクラスの開発予定があるそうです。


 


今回訪れて感じたことですが、全体の傾向は昨年同様「軽量モデル」です。そして、各社ともにサブマリンタイプのレース用ハーネスを展示しており、そちらも軽量モデルに移ってきています。計器類では、液晶のコントラストが凄く良くなって見やすいものが多く、衝撃に強い頑丈な造りになってきています。

短い旅でしたが、有意義な時を過ごせました。


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